しなかったらどうなるの？キュービクルの保安点検

こんにちは！
静岡県御殿場市の有限会社東伸電工です。
発変電設備工事や高圧電気設備工事、住宅や店舗、工場などの電気設備工事、エアコン工事やTVのアンテナ取り付け工事といった各種電気工事を手掛けています。
静岡県御殿場市を中心に、沼津市など静岡県東部や神奈川県の各地で活動しています。
「キュービクルの保安点検って本当に必要？」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、「しなかったらどうなるの？キュービクルの保安点検」をテーマにご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

キュービクルには保安点検が必要

説明する男性
キュービクルを設置すれば、月次点検および年次点検が必要になります。
点検を怠ることで、機器の異常や故障を見逃してしまう可能性があります。
大きなトラブルに発展してしまえば、一時的に操業を停止することになったり、施設を利用する人たちに迷惑をかけたりしてしまうことになりかねません。

保安点検をしなかった場合のリスクとは

感電や火災

キュービクルの保安点検の内容には、漏洩電流の測定が含まれています。
そのため、保安点検を怠れば、漏洩電流が発生する可能性があります。
漏洩電流により、キュービクルに触れたスタッフが感電することもあるため、十分な注意が必要です。
また、漏洩電流が原因で火災が発生することもあります。
感電、火災ともに人命にかかわるケースがある重大な事故です。
このような事故を起こしてしまえば、社会的な信用も失ってしまいます。
また、事故により人命が失われると、謝罪や金銭では解決しきれない問題に発展するかもしれません。
従って、キュービクルを設置する場合には、これらのリスクを避けるためにも定期的な点検を実施しましょう。

停電

保安点検を怠れば、停電することがあります。
錆びて穴が開くなど外箱の損傷が、原因の一つです。
外箱に穴が開くことで、雨水などが内部に侵入し、停電を起こすことがあります。
停電が起こると、基本的に操業できなくなってしまいます。
従って、外箱を含め目視で損傷などを確認する外観点検を定期的に実施することで、停電を防ぐことが大切です。

波及事故

キュービクルで起きた事故をきっかけに、電力会社の配電線が停止し、同系列の配電線を利用する周辺施設などの電気設備までが停電してしまう事故を波及事故といいます。
影響が及んだ範囲によっては、隣施設との関係も悪化したり、損害賠償責任に問われたりする恐れもあります。
波及事故は、自然現象や故意・過失などによっても起こりますが、原因のほとんどは設備の老朽化です。
波及事故を防ぐためにも、適切に保守点検を実施しましょう。

電気代の損失

高圧受電契約を締結することによって、電気料金の単価を引き下げられることが、キュービクルを設置する主なメリットです。
しかし、保安点検を怠ることで、機器の劣化により変換効率が悪化するため、そのメリットは実感しにくくなるかもしれません。
変換効率が悪化すれば、電力ロスが多くなります。
電気料金を引き下げるためにキュービクルを設置する場合には、良好な状態を維持するためにも定期的な点検を行いましょう。

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